⼤饗先⽣
① MDB
1、シグナルメント・プロフィール
ぶー ちゃん 動物種 ⽝ 品種 雑種(パグ*チン)
性別 未去勢オス 年齢 12歳 体重 9.8kg / BCS 3
2、主訴・病歴
主訴 腹囲膨満・発咳・運動不耐・チアノーゼ
病歴
2020.9.11 初診
2~3⽇前から腹囲膨満→腹⽔貯留。2週間前からの発咳。
異常呼吸⾳は昔からなので気にしていなかった。
来院時 異常呼吸⾳(短頭種症候群の上部気道閉塞⾳)
3、⾝体検査
異常所⾒
聴診 ⼼雑⾳ 3/6 不整脈なし
肺胞⾳ 上部気道閉塞⾳に邪魔されて聞き取れず
触診 異常なし
4、⼀般・科別スクリーニング
⾎液検査
WBC 21500 PCV 33.9
肝酵素の上昇(GOT 52 GPT 125 ALP 635 BIL 0.1)
BUN 22.9 CRE 0.47 GLU 130 TP 6.2 ALB 2.7
CRP 1.4 フィラリア症 陰性
⼼臓超⾳波検査
右⼼拡⼤・僧帽弁閉鎖不全による僧帽弁逆流・三尖弁逆流・フィラリア⾍体確認できず
撮像の⽬的:
呼吸不全につながる胸部の病態の有無
右⼼拡⼤が重度呼吸不全による肺⾼⾎圧によるものなのか、
左⼼拡⼤から右⼼拡⼤に移⾏したものなのかを⾒極めて治療⽅針を⾒直ししたい
レントゲン検査
所⾒
VD・DV 肺胞パターン(右後葉)
横隔膜ラインが不鮮明・右⼼拡⼤
LR RL 左右後葉に肺胞パターン → 肺⽔腫?
左右後葉の⼤⼩の結節病変?(腫瘤?無気肺?気管⽀?肋⾻の⽯灰化?)
右⼼拡⼤
備考(病状の経緯)
9.11 腹⽔貯留 右⼼拡⼤ → 肺⾼⾎圧症と診断
治療 シルデナフィル・フロセミド
9.14 腹⽔消失 呼吸状態改善 元気⾷欲回復 発咳あり(減少傾向)
治療 シルデナフィル・トラセミド・ピモベンダン
9.19 呼吸安定 元気⾷欲安定 発咳減少
治療 同上継続





