・症例3 ⼤饗先⽣
レントゲン10枚
画像診断 症例検討 2020/12/26
① MDB
1、シグナルメント・プロフィール
動物種 猫 品種 雑種 性別 避妊メス 年齢 14 歳 体重 3.4 kg / BCS 3
2、主訴・病歴
主訴 呼吸促迫 元気⾷欲消失
病歴
2020.12.23 夜間救急対応
2~3⽇前から元気⾷欲不振。4-5⽇前に発咳しているのを⾒かけたものの気になったのはその時のみ。留守時間が⻑いため状態の把握が⼗分に出来ていなかった。
来院時 呼吸不全(⼤きな腹式呼吸と興奮時に開⼝呼吸を⽰す状態)
3、⾝体検査
異常所⾒
体温 34.4 (重度低体温)
聴診 ⼼雑⾳ なし 不整脈なし 肺胞⾳ ほとんど聞き取れず 触診 嫌がるため実施せず
4、⼀般・科別スクリーニング
⾎液検査 (胸⽔の抜去後実施)
WBC 21500 PCV 59.0%
BUN 56.5 CRE 1.13 GLU 276 TP 7.3 ALB 3.2
SAA 225以上
⼼臓超⾳波検査;⼼臓拡⼤を伴わない⼼筋肥⼤??→呼吸不全により時間をかけられないため技術不⾜により精査できず。
胸⽔抜去 250ml
胸⽔検査→滲出液(比重1.040 TP 5.6 細胞 好中球主体 リンパ球 単球)
撮像の⽬的:呼吸不全につながる胸部の病態の有無
レントゲン検査
所⾒1(胸⽔除去前) VD・DV 重度胸⽔貯留 横隔膜ラインが不鮮明 LR RL 重度胸⽔貯留
所⾒2(胸⽔除去後) VD・DV 胸⽔貯留 ⼼拡⼤なし? 左後葉の肺胞パターン 辺縁が不明瞭なので塊状物ではない? 肺の⾎管拡張なし LR RL 胸⽔貯留 ⼼拡⼤なし? ラインが⾃信を持って捉えきれない 左後葉の肺胞パターン 塊状物ではない?? 肺⾎管の拡張なし?
備考
12.23 エコー検査の技術不⾜で⼼原性肺⽔腫とは捉えきれず、⾎液検査、胸⽔検査から重度の肺炎として治療を開始。
静脈確保のみ(⼊院は希望されず夜間は⾃宅)・オルビフロキサシン・アンピシリン・アミノフィリン
12.24 胸⽔貯留の進⾏もなく、再度⼼臓エコー検査ざっと⾒直すも⼼筋の厚みが気になるだけで動きの違和感は感じず。⼼臓の精査を含め、他院に紹介をかけることを検討中に状態が急変しそのまま死の転帰をたどる。(急に落ち着かなくなり吐きたいのに吐けないような苦しそうな動作をした後、⼀気に⼼肺停⽌となる)









